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Slow&Fast  「スローライフ」&正調粕取「三隅」


今週は、一連の「事故米」流通事件の身近なところへの「侵食」、更に、北京五輪前に「メタミドホス」という単語を広く世に知らしめた
お隣・中国で、「メラミンミルク」を飲んだ幼児が死亡する事件など、「食」の安全を根本から覆す報道が続いています・・・・。
農水省の役人を擁護する訳ではありませんが、「会社の信用を考えれば、否、人間として、こんなことは出来ないだろう」ということを、
実際にやってしまう「拝金主義」の輩達が続々と・・・・。


昨夜、再度読み直したのが、筑紫哲也著「スローライフ」です。

「まえがき」で、「80歳を一応の寿命とすると、約70万時間の生があり、8時間労働を20~60歳まで40年間続けて
6万4千時間、生きている時間の1割にも達しない『10分の1弱』(経済=労働)を『ファスト(Fast)』で行くのは
よいとしても、残りの『10分の9強』も『ファスト』を続けるのですか」と著者は問いかけてきます。

21世紀に入り、「グローバリズム」という言葉が声高に叫ばれ、アメリカ発の「ファーストフード」が世界中を席巻している状況下、
それとは別の思想・運動として、イタリアの「スローフード」や、大分の「地産地消」などが始まっていると紹介されています。
この本を読んで気付いたのですが、巷間云われる「ファーストフード」、ほんとは「ファスト(Fast=速い)フード」だったんですね。
ファースト(First=最初の、第一の)ん?、(一流の、首位の、最高の・・・・)ん~??、おかしいと思ってました(笑。

Slow&Fast  「スローライフ」&正調粕取「三隅」_e0071319_20315574.jpg

本書に紹介されている、イタリアのスローフード協会長であるカルロ・ペトリーニ氏が語った、
「スローフード」と呼ぶのに必要な4つの要件(定義)とは
1.その土地の産物であること
2.素材の質の良さが保たれていること
3.その土地の風習に合った生産法で作られていること
4.その土地に活気を与え、郷土の社会性を高める食品であること

「グローバル化」「ファーストフード化」されたものと比較した場合、食材の「正体の判明度」は一目瞭然です。

人類全員が日本人の生活様式をするとしたら、地球があと一つ半、
 アメリカ人の生活様式だったら、地球があと二つ必要。

中国人が1日に一切れの肉を食べるようになったら、世界はたちまち食糧危機に陥る
という例え話も切実です。

本書は食の問題だけでなく、「9.11」以降の「一神教世界」での「一元論的呪縛」(どちらが正義か悪か)の問題、
ロハス(LOHAS=Life-style of Health and Sustainability=健康で持続可能な生き方)、
森林保全、木の良さの再発見など、生活(ライフ)全般にわたる内容です。

著者は、「スローライフ」に見合う言葉として、「緩急自在」を挙げています。
緩急に自(おの)れが在(あ)る、ゆったりしようが急ごうが、決めるのは自分。
忙しいからたまにはファーストフードで済ませるもよし、ただし、
「スーパーサイズのコーラとフライドポテト、ビッグマックの合計カロリーを消費するには、七時間歩き続けなければならない」
ことは知ってた方がいいよ、と・・・・(笑。


ちょっと長くなりましたが、さて今宵は、筑紫氏の故郷である大分県の日田繋がりで、正調粕取焼酎「三隅(みくま)」を・・・・。
原料の籾殻(セイロで酒粕を蒸す時、通気用に練り込まれるといいます)由来の風味が独特、と聞いていますが、さて・・・・。

一口飲んでみると、素朴な籾殻の風味とすっきりした甘み・・・・。
生まれて初めて「正調粕取り」焼酎というものを飲みましたが、この素朴な風味はいいですね・・・・。
何やら、小学生の頃、鯉釣りに行った時のことが思い出されるのが、不思議といえば不思議・・・・(笑。
下戸の嫁女は、一口飲んだきり、よく理解できない風でした・・・・(笑。


by syotikure | 2008-09-18 20:56 | 焼酎・酒 | Comments(2)
Commented by おたぬき at 2008-09-19 11:40
ショチクレさん、台風の被害は如何でしょうか? ニュースでは結構な降雨量が有ったと伝えていますが・・・

『粕取り』は光酒造の「大亀」 佐藤酒造の「碧雲」を嗅いだ事があります。 どちらも亀の子せんべい(瓶に入って駄菓子屋で売っていた)の香りがしましたが、それとは別に枯れた草に、燦々と日が照りつけているような匂いがしました(どんなんや!?) 
鯉釣りの時、土手っ原がそんな状態ではありませんでしたか?
Commented by syotikure at 2008-09-19 22:00
>おたぬきさん、こんばんは。

県内では、南部が床下浸水などの被害があったようですが、都城の方は、お蔭様でさほど大きな被害はなかったようです。
一夜明けて、今日は台風一過の好天でした。

粕取り焼酎、確かに「農家のひなたの匂い」とでも言うような、素朴な風味がありますね。
土手の枯れた草ッぱらもそうですが、通称「バクダン釣り」で使うエサの香り?に通じるものを少し感じたような・・・・(笑。
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