伊勢海老まつり 「ホテル丸万」

朝からうちの嫁女が申すには、どこで嗅ぎつけたのか知りませんが、世間では「伊勢海老まつり」というものが開催されている、ということで・・・・（笑。
何やら日南海岸沿い、特に南郷町の「港の駅　めいつ」辺り、伊勢海老定食が２千円、なおかつ１日３０食限定、なのだとか・・・・（笑。

休みだからちょっと行ってみるかと、一路南郷町へ・・・・。

１時間半ほどして着いた南郷の目井津漁港は、「伊勢海老まつり」にはもってこい、のいい天気で・・・・（笑。


さて、１１時前に「港の駅　めいつ」に着いてみると、なにやら長蛇の列が・・・・。
パチンコ屋みたいに開店前で並んでるんだな～と思って、車の中からふと店内を見ると、ガラスの向こうには既に満杯のお客さんが・・・・。
私ら夫婦は、今までに並んでまで一つの食い物に執着したことが無く（笑、 仮に並んだとしても３０人以内に潜り込むには厳しそうな状況、即決でスルー・・・・。






せっかく南郷まで来たのにどうしようか、と車でウロウロしていると、以前何かの時に親父から聞いた話が、急に脳裏に蘇り・・・・（笑。
忘年会で泊った目井津港近くのホテルで、美味しい伊勢海老料理が出た、という内容で、また、魚にはうるさい義母も、以前泊った南郷町のホテルで珍しく美味しい刺身に当たった、と語っていたことを、南郷つながりでか併せて思い出し・・・・。

辿り着いたのが、１本西側の通りにあるホテル丸万という所。
玄関先に、「伊勢海老まつり」の幟がはためいてるのを確認し、まずここで間違いないとは思ったものの、予約もない飛び込みで、果たして「伊勢海老まつり」に参加出来るものか・・・・。

フロントに行くと、奥から愛想のいい女将さんが現れ、恐る恐る尋ねてみるに、今の時間なら個室でも大丈夫ですよ、との嬉しい返事が・・・・。


早速４階の和室に通され、待つこと十数分、ついに「まつり」の主役、伊勢海老の登場（笑。

初めて伊勢海老の刺身を食べたのですが、若干赤みがかった身が新鮮で甘く、なかなかの美味・・・・。
そのうちに、垂れていたヒゲがオッパッピー!と反り返り（笑、活き造りだということを再認識・・・・。



続いては、ボイルした半身が登場。
よく結婚式などで出てくる、ホワイトソースをかけてオーブンで焼いたのものではなく、そのままボイルした味わいが、刺身以上に野趣に溢れ、美味かったです・・・・。



ごんぐり（鮪の胃袋）の煮もの。
これも初めて食べたのですが、唐揚げとはまた一味違った旨味が溢れていました。



サゴシの照り焼きと、イカの短冊焼き。
味がしみていて、なかなかの美味でした。



最後に、活き造りの伊勢海老を一度厨房に下げ、仕立てた味噌汁が・・・・。
薄味の味噌汁、伊勢海老の風味が効いて、シメになかなかでした・・・・。


価格的には「港の駅」の２倍ほどでしたが、料理、応対、綺麗でゆったりとした１２畳半の和室、その窓から見える目井津港の眺め（１枚目の写真）等々、なかなかいい休日のお昼でした。