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竹灯籠と運河

e0071319_22312938.jpg先週の土曜日、伊勢海老でも食べに行こうか、という話になり、一路日南方面に向かいました。

日南市の中心、油津(あぶらつ)市街に入ると、何やら幟(のぼり)が目に入り。
「油津堀川まつり」と書いてありました。
堀川運河沿いで、何やらイベントがあるようで。

堀川運河は、飫肥から油津港まで杉材を運び出す為に掘られたもので、陸上輸送が主流となった現在では使われなくなり、埋めるかどうかで話題になったことがありました。
結局、現状維持ということになり、その後山田洋二監督の目にとまって、映画「男はつらいよ」の舞台にもなりました。


e0071319_2232416.jpg運河沿いに歩いて行くと、ライトアップされた古い石橋の上に、竹の灯籠が連なり・・・・。

酎州大分さんのブログで紹介されていた、臼杵市の竹宵などとは規模が違い、こじんまりとした、地元民の地元民による地元民の為の祭のように感じました。


e0071319_22375195.jpg竹の中の蝋燭は、風で消えないようにという配慮からか、透明なガラスのコップに入っていて。

祭の看板に「こども獅子舞 20:30出発」と書いてあり。
祭自体が始まるのは、もう少し夜が更けてからのようで。
かなりの、夜型です・・・・(笑。

竹灯籠に導かれながら道を歩いていると、横筋の路地から子供達が2,3人飛び出してきて、「先に赤レンガ館に行っちょくよ~」と今出てきた路地に向かって叫び、後も確認せずに走り去っていきました。

赤レンガ館という言葉が気になり、とりあえず子供達が走っていった方に、歩いていきました・・・・。






e0071319_2221946.jpg路地の奥に、その建物はありました。

見るからに古いレンガ造りの壁には蔦がからまり、窓から明るい白熱灯の光が洩れていました。
窓越しに中を覗いてみると、大勢の人達が歓談している様子で。昼の部の打ち上げなのか、夜の部へ向けての腹ごしらえなのか、和やかで親しげな雰囲気でした。

入り口脇に「油津赤レンガ館」と書かれた木の看板があり、その脇に由来の書かれたボードがあったので読んでみると、この建物はもともと京屋酒造の倉庫だったということで。
地域に開かれた交流の場、といった感じでした。

部外者が、中に入れる感じでは無さそうに思え。
時間も6時半過ぎで、メインの食事にありつけないと大変、と名残惜しくも立ち去りました・・・・(笑。


e0071319_2372546.jpgそれから一路R220を南下し、南郷町の目井津漁港内にある「港の駅 めいつ」へ。

なんとかオーダーストップ直前の7時に到着、早速伊勢海老の刺身を注文すると、ここ数日不漁続きで伊勢海老は無いとの返事・・・・(笑。


e0071319_2311545.jpgとりあえずフライ定食を注文しましたが、出汁の効いた味噌汁といい、カレイとイカのフライといい、なかなかの美味でした・・・・。

伊勢海老にはありつけませんでしたが、何やらいい感じの、土曜日の夜でした。
by syotikure | 2006-11-13 23:23 | 道端 | Trackback | Comments(10)
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Commented by 酎州大分 at 2006-11-14 20:24 x
油津・・・いい雰囲気です・・・。
堀川運河の佇まい・・・これも歴史的な景観のひとつですし、“京屋酒造の倉庫”の風情が活かされた「油津赤レンガ館」とも調和してますね・・・。
情緒を醸し出す“竹灯篭”もモノ言い過ぎない程度に街の雰囲気を演出できれば・・・日常の夜景とはまた違った時空を創り出せそうですね・・・。

伊勢海老・・・大分の県南とジョイント広域観光企画してますし・・・一度は食ってみたいです・・・。このフライ定食も・・・負けてませんねぇ~・・・垂涎・・・(笑)。
Commented by syotikure at 2006-11-14 23:26
>酎州さん

油津は、いいところです。
堀川運河自体、さほど目立つ訳ではないのですが、山田監督が何故この地を選んだのか、解るような気もします。
運河沿いの風景と、そこに住む人々が醸し出す雰囲気、ではないかと・・・・。

2月には、天福球場とホテルの間を自転車に乗って移動する、広島カープの選手が見れますし・・・・(笑。
あの前田選手も、間近に見ることが出来ます。

伊勢海老・・・・リターンマッチですね、・・・・(笑。
Commented by You at 2006-11-15 00:01 x
いいですねぇ・・・・
私は、日南にきても、潤平さんの所と古澤さんの所・・・しか行ってないかも。^^

メモメモ。(笑

以上
Commented by 笹 一角 at 2006-11-15 06:57 x
油津の石の橋、赤レンガの倉庫。前に日南へ行ったときに見逃した建築物ばかりです。
その地の目的に合わせた建築素材にいつもいたく関心を引かれます。
我が郷里(熊本県南部)にも石橋はありますが、県中部の通潤橋のような大規模なものはついに発達しませんでした。これは、通潤橋の石材はガチガチに硬い阿蘇火山系熔結凝灰岩なのに、南部のは軟質の北薩火山系熔結凝灰岩ので大型の橋には強度が不足するためと、架橋技術に長けた石工が少なかったことが理由でしょうか。そのかわり北薩系の軟らかさを生かして倉庫建築に多用され、通算で200を越える石蔵が球磨盆地中に建てられました。
赤レンガといえば、明治期に肥薩線のトンネル工事用に赤レンガ製造工場が球磨村につくられまして、総計50近いトンネルの多くが御当地製の赤レンガで開通したわけです。現在も補修知らずの驚きの強度を誇っていますが、不思議に民間建築への波及はほとんどなかったようです。
どうということのない街角に、はっとする建築物があったりして、街中散策はやめられません。
Commented by ショチクレ at 2006-11-15 23:19 x
>Youさん

私も、こんな建物が油津にあったとは知りませんでした。
国道の南側、古い市街地の中にあり、祭の幟と、路地から飛び出してきた子供達の先導がなかったら、多分気付かなかったでしょうね。

「男はつらいよ 寅次郎の青春」の中で、寅さんが堀川運河沿いの散髪屋に船で行くシーンがありますが、丁度あの辺りにこの橋があるように思います。
いいとこですよ~。
Commented by ショチクレ at 2006-11-15 23:27 x
>笹さん

通潤橋は1度訪れたことがありますが、確かに技術の高さには素人目にも凄さを感じました。
赤レンガ製のトンネル、日豊線の清武川近くのものもそうだったと記憶しています。橋脚も赤レンガだったような・・・・。


>どうということのない街角に、はっとする建築物があったりして、街中散策はやめられません。

確かにそう思います。
ヘリテージという言葉を目にし、耳にするようになってきましたが、そこまで大げさなものでなくとも、目に引っかかる建物と意外な所で出会えると、嬉しくなってきます。

Commented by 小久保 at 2006-11-17 08:05 x
夜の光がとってもいいですね。緑にみえる橋とレンガ館。子供達が。・・行くよといえる場所があるって素敵な所ですね。竹のろうそくのコップとか、なんだかやさしいかんじでいいですね。
Commented by 立ち呑みHAKUDOU at 2006-11-18 08:27 x
いやあ、素晴らしい風情。わがテーマである「哀愁」がありますねえ。
プラスチック薄板文化跋扈の表層文化のなかの、至高の寶ですねえ。
いつもステキなサイトですねえ。西都原古墳も日向。

日向バンザイ!
Commented by syotikure at 2006-11-19 21:01
>小久保さん

レスが遅くなってしまい、すいません。

昔から引き継がれてきた景色のなかで
子供の頃から参加できる、
地域に定着した行事のように感じました。

質素と言ってもいいような竹灯籠でしたが、
街の雰囲気に合っているように思えました。
Commented by syotikure at 2006-11-19 21:13
>HAKUDOUさん、こんばんは。

よく地元では、「宮崎には中世が無い」
などと自虐的なことが言われますが(笑、
派手な歴史が目立たないだけで、
それぞれの地域に、民衆史はあると思います。

あまり、上昇志向や権力志向が無いのは、
私も含め気質として感じるところではありますが・・・・(笑。

一般庶民が、毎晩楽しく焼酎を飲み、
季節の移ろいに目を留め、
他人を気にかける県民気質が残るうちは、
このままいくのかもしれませんね~。
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