今年は、全国的に梅が豊作のようです。
ということで先日、生まれて初めてホワイトリカーというものを買ってきました(笑。
これは、地元都城の蔵元、都城酒造のホワイトリカー。甲類ではなく、麦が主原料の乙類です。
元々「ホワイトリカー」という名称は、終戦で売り先の無くなった工業用エチルアルコールのメーカー連が、時の政府に頼み込んで飲料用として認可してもらい、一般の焼酎(乙類)との差別化のために付けた名前、ということをモノの本で読んだ記憶があります。
現在のホワイトリカーは、甲類のものを「リカー①」、乙類のものを「リカー②」と表記しているようです。
現在ホワイトリカーといえば、市場では圧倒的に甲類が多いようです。
酒屋さんにその訳を聞いたところ、以前乙類の酒税が安かった頃は、低価格の「リカー②」が結構出回っていたとか。
ただ、品質に問題のある商品もあったようで、香りがきつかったり(常圧35度のせい?)、梅が腐敗したりしていたのだとか(これはミリンを混ぜた商品だったそうで)。
結局、そういった一部の商品のせいで、「乙類」「リカー②」=「安物」「粗悪品」というイメージが一般的に強くなり、また甲類と乙類の税率が同じになってウマミが無くなり、消えていってしまったのだそうです。
いろんな知識を得て、この麦乙類「リカー②」を開けてみました。
予想に反し、なかなかフルーティな香りが・・・・。
一口飲んでみるに、35度という度数の高さをあまり感じさせないまろやかさ。
多分減圧だと思われますが、度数のせいか充分な旨味も感じられ、このままでも結構イケます・・・・(笑。
「甲類ほど氷砂糖の必要はないよ」と酒屋さんが言われていたのもうなずけますね~。
3ヶ月後の出来上がりが、今から非常に楽しみです。