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焼酎王国宮崎の華 麦-3 「山猿」

今宵は、「山猿」を。

有名な蔵元ですのでご存知の方も多いかと思いますが、あの黒木本店の系列である、「尾鈴山蒸留所」で作られています。
20年ぐらい前から、マスコミでのCMなどではなく、ほとんど口コミで人気が出てきた「百年の孤独」。
その、こだわり路線の延長線上で、この蔵元は出来たのではないかと想像してます。

焼酎王国宮崎の華 麦-3 「山猿」_e0071319_20561254.jpg
私は、いわゆる天邪鬼の部類に入るのか、一般的に評判がいいモノについては、必ず一度は疑ってかかるクセがありまして(笑。
流行のミュージシャンなど、2,3年経ってから、まずレンタルCDで聴きます(笑。結局は好みの問題なんですが(笑。

焼酎についても同じです。
「イメージ先行し過ぎじゃねえと?」とか「モノが少ないから、相対的な判断が出来んだけちゃうの?」などなど(笑。更に言うと「美味いと評判で、売れると分かってて増産せんて、そんなヤツぁおらんやろぉ、チッチキチ~」て感じで(笑。
以前飲んでいた、バーボンのエヴァン・ウィリアムス8年が、千二,三百円で買えましたので、余計にそう思うのかもしれません。もちろん単純比較は出来ませんが。
ま、最終的には個人の嗜好・価値観かね、と思っていました。

ある時、この焼酎を定価で手に入れる機会がありました。「百年の孤独」については何回か飲んでましたので、その系列の蔵元ならばそれほど看板倒れやないやろ、と思い、試しに米・芋などと一緒に買いました。
この「山猿」は、当たりでした。
麦の香ばしさと旨み、程好い甘みが心地よく、美味いです。
まともに常圧麦の美味さを感じさせる、ストレート・直球ですね。

難点といえば、やはり手に入れ難さでしょうか。
ま、これについては、どこも似たりよったりと言えば似たりよったりで、程度問題のような気もします。
結局現状では、価格で勝負しないですむ特約店経由で、息長く作って欲しい焼酎ですね。そんな心配など、全く必要無いかもしれませんが。
by syotikure | 2005-09-30 21:11 | 焼酎・酒 | Comments(4)
Commented by You at 2005-10-01 00:40 x
「山猿」。一度発売されたが、熟成が足りないと言う理由で確か、再度在庫を引き取ったとか。確かに、後から発売されたのは、味わいがほんのちょっと違っていたような。
 蔵の姿勢が味わいに出ているのでしょうか?

以上
Commented by ショチクレ at 2005-10-01 06:42 x
Youさん、おはようございます。
その話は初めて聞きました。
私が飲んだモノは、すっかり忘れていて1年ばかり瓶熟成させていたものです(笑。
これについては、充分こなれた印象を受けました。

黒木本店、尾鈴蒸留所の焼酎については、モノの本や酒屋のHPで評価が高い割りには、ネット上であまり話を見ないな~と思っていました。
ま、それも、すっかり忘れていた原因かもしれません(笑。

この「山猿」は、ある意味嬉しい誤算、でした。
やはり常圧ものは、寝かせただけ美味くなるものかもしれません

Commented by nakayama119 at 2005-10-06 21:07
気になったので、開封後2年たったものを飲みました。
芳ばしさはさほど感じませんが、中細の甘味が通る直線は感じます。
Commented by ショチクレ at 2005-10-06 21:50 x
nakayama119さん、はじめまして。

常圧モノは、寝かせる事でまろやかさが増しますね。
最近常圧の麦焼酎が大分などで増え始めていて、宮崎でもまだまだ未知の銘柄があります。
ぼちぼち飲んでいきながら、紹介出来ればと思っています。
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