福岡市内で一泊し、翌朝渋滞を考え早めにホテルを発って向かった先は、お隣の佐賀県唐津市。
3年振りの唐津の旅、目的はもちろん唐津焼です・・・・(笑。
前回は5月のG・Wに訪れましたが、その時に
「敬老の日前後に唐津焼のイベントがありますよ」
と仰った窯元の方の言葉を、うちの嫁女は覚えていたのでした・・・・(笑。
会場の唐津市ふるさと会館「アルピノ」イベントホールでは、10軒ほどの窯元が展示即売会を行っており・・・・。
会場を3周ほど巡りましたが、第一印象で何やら引っかかってくるモノは、結局その時の好みを一番強く表してしているように感じ・・・・。
次に向かったのは、中里太郎右衛門陶房。
人間国宝だった12代太郎右衛門・無庵氏が、川喜田半泥子と交流があったことなどに興味を引かれ、立ち寄ってみたのでした。
意外に住宅地の中にあって、敷地内に生えていたススキが、唐津焼の窯元らしいと感じ・・・・
14代太郎右衛門作・絵唐津茶碗の、線の綺麗な伸び具合が印象に残りました。
太郎右衛門陶房の方に地図を頂き、最後に向かったのは隆太窯。
この窯元の中里隆氏は、13代太郎右衛門の弟さんに当たり、ご子息の太亀氏と共に作陶をされているそうです。
山や田んぼに囲まれ、敷地内に小川も流れていて、荒川豊蔵氏の美濃大萱の窯を思い出しました・・・・。
こちらでは、種子島焼のビールカップ(隆氏作)と、盃(太亀氏作)に目が留まり・・・・。
窯の方のお話では、以前隆氏が、あの小山富士夫氏と一緒に作られていたそうで、最近再び種子島に渡られ、現地の土で作陶されたそうです。
いいなあ・・・・と思いつつも、アルピノの唐津焼展経由ゆえ、懐具合が・・・・(笑。
焼き物は一期一会・・・・。
なんとか、しました・・・・(笑。