我が家のある都城では、40km以上離れた桜島の噴火に由る 空振 が、毎日のように続いています。こうも続くと、さすがになんだか慣れっこにもなってきましたが(笑、ここ数日は南西の空から「ドドォーンッ!!」という大きな爆音も聞こえ始め、近所の犬たちが鳴き騒ぐようになり・・・・。 新燃岳噴火の記憶も新しいので、桜島周辺の人達は大変だろうなと同情しつつ、「天災」にどう備えるか改めて考える機会になっています。 最近、たまたまこの2冊の本を続けて読み、非常に印象に残ったのでご紹介を・・・・。 〇川端幹人著 「タブーの正体!」 現在休刊中の雑誌「噂の真相」の元副編集長である著者が、マスコミ(TV、大メディア)ではますますタブーが増殖していると指摘し、 本来の文化人類学的な意味からかけ離れた、昨今のマスコミで認識されている「タブー」が「何故、タブーになったのか」を、 「暴力の恐怖」 「権力の恐怖」「経済の恐怖」の3章に分け、暴力を含めた物理的妨害、イメージ、恣意捜査や税務調査、経済的理由 (大手芸能プロダクション所属の芸能人のスキャンダルや批判は出演交渉に響くので書けない、広告主への批判は書けない、 関東地方では独占状態の東京電力が毎年日本で10数番目ぐらいの広告料を使っている等)などその根源を探り、 マスコミの自主規制の実態(何を報道して何を報道しないか)を明らかにし、それに対処する方法を書いています。 「噂の真相」元編集長・岡留安則氏は、隣の鹿児島県出身で都城の泉ヶ丘高校出身ということもあって親しみがあり、 著作やHPをよく読んでいましたが、もう一人の「当事者」である川端氏の著作も、興味深くて一気に読んでしまいました。 〇佐野眞一著「津波と原発」 第一部「日本人と大津波」では、ノンフィクション作家である著者が、 「被災者はあまりにも激甚な災害に『言葉を失った』。その沈黙を伝えるには“大文字”の論評ではなく、 ディテールを丹念に積み上げて“小文字”で語るノンフィクションしかない。」 と、震災の1週間後に被災地へ入り、直接その目に映りこんだ惨状と、取材した被災者の肉声を記しています。 第二部「原発街道を往く」では、福島原発の事故発覚後、「官制」情報や御用学者の「大丈夫」解説を流し続ける「お行儀のよい」大メディアを尻目に、 逮捕覚悟で立ち入り禁止区域へ入り込み(もちろんフル装備)、「被害を受けた」現場をその目で見、「被害者」に直接取材しています。 3月12日の朝、原発を撮影するヘリコプターからのデータを受信する為に、パラボラアンテナの設置に来ていた福島県警の通信部隊と偶然出会い、 「今回の原発事故は重大で深刻だから国はデータを隠しているが、私らには撤収して帰れって命令が来たので、 あなたも逃げた方がいいですよ」 と教えてもらい、危うく逃げることが出来た牧場主の話など、埋もれていた事実を掘り起こしています。 更に「原発ジプシー」と呼ばれる下請け作業員の実態として、事故直後日給が20万円以上に跳ね上がったこと、 元請け会社によっては作業員の許容被ばく量が違う!こと、なども取材によって明らかにされています。 また、「原子力の父」と呼ばれる元読売新聞社社長・正力松太郎とその取り巻きが、何故、どのようにして原発を日本に導入したか、 さらに福島原発が建っている土地の所有者だった国土開発・堤康次郎や、国・県・町の議員達の動き、老獪な東電のやり口などを 詳細に描き出しています。 TVなどで何回も壮絶な映像を見せられ、地震の大きさ、被害の甚大さを少しは解かったつもりでいたんですが、 被災者・被害者を個々に取材して得た事実や背景・経緯・歴史等を読むと、沖縄の基地問題にも通じる戦後の構造的な歪みも見えてきました。 印象に残ったことの一つに、原発誘致を推進した地元の政治家達が取材に対して、 「『安全だ』と東電に言われたから誘致したんだ。私も騙されたんだ。」 と答えていたことがあります。 「『私も騙されたんだ』と言えば、被害者面すれば、罪を免れると思っている人が多いようだが、騙された方も騙した方と同罪である」 と終戦後すぐに書いたエッセイの中で断じたのは、映画監督の伊丹万作氏(伊丹十三氏の父)でした。 「津波と原発」第一部の最後の方に、 「3.11以降日本は変わった。いや変わらなければならない。」 という文があり、確かに自分も、3.11以降心境の変化が起きて、行動が変わっていったことを改めて思い出しました。 「忘れっぽい日本人」の一人であることを痛感しつつ(苦笑、改めて、したいこと、出来ること、すべきことを、 どんどんやっていかないかんな~、と思った次第です。 ここのところ、寒い日が続いています。高千穂峰・霧島も今日初冠雪したようですが、雲がかかっていたのでよく判らず・・・・。 こんな寒い夜は、何かナイトキャップでひっかけて、ぐっすり眠りたいもので・・・・。 そこで、年末たまたま立ち寄った、三股駅前の物産販売所で手に入れた「みまたんどぶろく 百姓の微笑み」を開けてみることに・・・・。 年末年始で飲むつもりだったんですが、大晦日は大分土産の特別純米 一の井手 があったので・・・・。嫁女の実家で、ほとんど義兄と二人で空けてしまいましたが・・・・(笑 陶房 郷原さんの備前焼の湯呑 に、どぶろくらしくなみなみ注いで飲んでみると、米粒が濾されてないので甘酒のような口当たり、そしてほどよい甘酸っぱさとアルコール感・・・・。 下戸の嫁女は一口飲むなり「酸っぺえわ」と口をすぼめていましたが(笑、私的には口当たりがいいのでスイスイ飲めてしまい、いつの間にやら五合瓶が半分に・・・・(笑。 と、蒸留酒を飲んだ時にはあまり感じない、長~い余韻の酔った感、そして眠気が・・・・(笑。 今夜は寒さを気にすることなく、ゆっくり眠れそうです・・・・。 にほんブログ村 明けましておめでとうございます。写真は、都城市内の某焼酎メーカー入り口の門松です。 何とか三が日中にアップ出来ました・・・・(笑。 昨年は、年明け早々の新燃岳噴火、そして3.11、原発事故による放射性物質の拡散と電力不安、年末には「隣りの首領様」の死去と、国内外共に激動の一年だったように思います。 新年明けたら、いきなりの大ユーロ安で始まり・・・・。 今日読んだ週刊誌には、今年一年ぐらいはEU各国にくすぶるソブリンリスクで円高傾向が続くが、財政難と少子化などによる国内金融資産の減少、という名目でハゲタカファンドが日本のソブリンリスクを騒ぎ出し、中長期的には大円安、更にはハイパーインフレに至るかもしれない、とありました。 ま、我が家の場合、リスクヘッジで外貨や金に振り分けるほどの預貯金など元からありませんので、あんまり関係の無い話ではありますが・・・(笑。 東北の復興もこれからが本番、何とか実り多く、活気のある一年になっていって欲しいものです。 今年もよろしくお願い致します。 にほんブログ村 < 前のページ次のページ >
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