福岡市の安全食堂を出た後、再び都市高に乗ってそのまま九州道に入り、一路向かった先は北九州市門司区。 目的は、備前焼窯・ 陶房ゴウハラ さんです。 去年手に入れたマグカップ を不注意でうっかり割ってしまい、そろそろ温かいコーヒーが欲しい季節になってきたので、 本格的に冷え込んでくる前に、と寄らせてもらったのでした。 ちなみに、以前は「陶房郷原」さんと書いていましたが、ゼンリンの いつもNAVI では「陶房ゴウハラ」とあったので、 今回はそちらの表記に合わせてみました。 どちらが正式な表記なのかは、未確認です(笑。 山裾に在る郷原さんの窯を訪問していつも感じるのは、無造作に置かれた備前焼が、すっかり風景の中に溶け込んでいることで・・・・。ご本人としては納得のいかない作だから外に置いてあるのでしょうが、本当にいい感じです。 今回は、玄関脇で新しいオブジェ(招き猫?)がお出迎え・・・・。伸びをしているのか、爪研ぎ中か、はたまた獲物を狙っているのか・・・・。 こういう能動的な招き猫もいいですね。 こちらは現物の猫(笑、キンちゃん。一番最初に出迎えてくれて、人懐っこく足元に体をすり寄せた後、いつの間にかこの位置に・・・・(笑。 ちょうど郷原さんがお忙しい最中にお邪魔してしまい・・・・。ご好意で、電気窯での作業工程を見学させて頂きました。 内部温度が1200度を越える窯の蓋が開くと、入口付近に立っていた私の背後から一気に空気が流れ込み、押し寄せてくる熱気は予想以上でした・・・・。 当の郷原さんはと見ると、至って当たり前の風で一連の作業を進められ・・・・。 火を使いこなす、という言葉が自然に浮かんできました。 そして、こちらが今回手に入れた備前焼の数々です。 ![]() まずは嫁女のお気に入り2点、マグカップと醤油差しです。 マグカップの方は、豆を2つに割ったような?丸い形が気に入ったようです。 郷原さんご愛用のコーヒーカップのように、使い込んで色合いが変わっていくのも楽しみにしているようで・・・・。 醤油差しの方は 前回手に入れたもの と色違いになり、食卓の上で 急須 とも色が合いそうです。 造形も、「直立不動」から若干リラックスした風に見えます(笑。 ![]() こちらは私のお気に入り3点。 左のフリーカップ、見た目は質実剛健でゴッツく感じますが、手に持ってみると意外に軽く、轆轤でひいた後に磨きこまれた土肌も滑らかです。 土の種類は違うかもしれませんが、嫁女の使っている 湯呑 の別バージョンに見えました。 真ん中の湯呑は、土肌と自然釉の渋い色合いが気に入りました。 以前は、窯変の赤や桟切り・自然釉の鮮やかなコントラストが好みでしたが、最近はこういう色合いもいいですね。 右のマグカップは、豆を2/3ぐらいで切ったような丸みと色合いが気に入り・・・・。 大事に使い込んでいきたいものです。 五寸片口。窯の中で降って固まった灰(自然釉)が、何ともいい感じで・・・・。 使い込んでいったらどう変化するのかも、非常に楽しみです。 大事に使わせて頂きます。 こちらは、上のものよりちょっと小さめの片口。底に開いた2つの穴でお気付きかもしれませんが、片口を盆栽鉢に仕立てたもので、来春どの松を植え替えるか、今から楽しみです。 郷原さん、お忙しい中お邪魔してしまい、また色々とお世話になりまして、本当に有難うございました。 今回は奥様にお会いすることが出来なかったのが残念ですが、穴窯が焚き上がった頃に、またおうかがいすることが出来ればと思っています。 TVを観ていると、今年のG・Wは大震災絡みの自粛ムードが直前でひっくり返り、国内旅行や近場の観光などを楽しんだ人達が多かったようで、 例年通りの高速道路の渋滞と、国際線出発ロビーの平穏さのコントラストがなかなか印象的でした。 国内で回すものを回した方が、これからいろんな形で復興へプラスに働くようにも思え・・・・。 我が家も、4月末まで全く「予定は未定」の状態でしたが、以前ブログで見かけた 陶房 郷原さんの醤油差し が嫁女の印象に強く残っていたようで、 焼き上がった実物を観に急きょ北九州の門司へ・・・・。 こちらにうかがうと毎回印象的なのが、周辺の緑に映える白い土壁の家屋と、備前焼の器を彩る花々です・・・・。花の種類をよく知らないので何ともなんですが(笑、多分洋モノらしき花と備前焼の器がよく似合い・・・・。 これから、経年変化でますます馴染んでいくように見えました。 今回はご主人と一緒に、「ゴフッ、ゴフッ」と鳴きながらハナちゃんにもお出迎え頂き・・・・(笑。一瞬風邪をひいているのかなと思いましたが特に問題ないそうで、シャイな彼女なりに一生懸命役割を果たそうとしていたようです。 嫁女の足元に体をすり寄せてきた後、スタスタと外に歩いていって穴窯の近くに腰を据え、遠くを見つめるキンちゃん。穴窯の守り番としての自己PRだったのか、この辺に盆栽用の良い鉢があるからよく探してみろ、と暗にほのめかしていたのか・・・・、う~ん・・・・(笑。 こちらは、茂みの中から澄んだ瞳で視線を投げかけているジジちゃん。まるで、こちらの品性や節度を注視しているかのようで、なかなかのコンビネーションぶりのようにも思えました(笑。 最初に見せて頂いたのは、地元・門司の土が使われている新作の焼き締めカップ。2種類の土で作られていて、パッと見では美濃焼の黄瀬戸を思わせる色合いでしたが、よく見ると焼き締めならではの素材感があり、全く新しい焼き物として目に映りました。 こちらは、別バージョンの焼き締めカップ。また違った雰囲気があります。 2種類共、緑茶やコーヒーの色が良く映えそうです。 自然釉がかかったり桟切(さんぎり)などの窯変になった場合、この土がどういう色合いになるのか、そちらにも興味を惹かれました。 こちらは斬新な形の花器。このままオブジェとして飾っても、いい感じのように思えました。 盆栽に「石付き」という植え方の種類があって、ゴツゴツした石に草モノや高山植物などを粘着力のある土で張り付け、厳しい環境で生き抜いている様を表したりしますが、魯山人がスライスした土に石の表面の凹凸をうつして陶板として焼き上げたように、こういう形の花器に石垣や岩の凹凸をうつしてあるのも面白いだろうな、とふと思ったりしました。 こちらは、お茶を頂いたカップ。赤味が絶妙で、うかがう度に毎回欲しいな~と思ってしまいます(笑。 竹をうつした花器。こちらも、こういう花器を床の間や玄関先に飾れる身分になりたいものだ、と毎回思ってしまいます・・・・(笑。 More そして、今回のお土産・・・・(クリック) この連休、1泊2日でふらりと旅に・・・・。まずは、北九州市の門司へ足を伸ばしてみました。 目的は、こちらの 陶房 郷原さん。 9月の下旬から穴窯の窯出しが始まったということを知り、そろそろおうかがいしようかと・・・・。 今月の20日以降に今回の新作の案内をされるご予定だったそうですが、仕事前日の遠出はどうも年齢的にキツくなってきていて(笑、ほとんど無理矢理押しかけてしまったような次第で・・・・。 その上2時間も長っ尻してしまい・・・・(笑。 夫婦共々、本当にご迷惑をおかけ致しました・・・・m(__)m 前回 うかがった時には無かった、手作りの看板がお出迎え・・・・。 庭の片隅にあった花活けらしき器。後でお聞きしたところでは、焼きが甘かったので・・・・ということでしたが、いい色合いでした。 ほとんど押しかけ状態でしたが、郷原さんご夫婦から快く迎え入れて頂きました。土間のテーブルの上には、水漏れチェック中の器が所狭しと並べられ・・・・。 お茶と手作りのチーズケーキをごちそうになりながら、今回の窯焚きの具合や登り窯にはない穴窯ならではの難しさ、90年代の備前焼ブームとその後、室町・桃山古備前と昭和以降の備前焼の違い、現在の一般世間の好み、また今度小倉南区に出来るらしい本社が都城のホームセンターの話など、話題は多岐に広がり・・・・。 以前から気になっていた、備前焼の酸化・還元焼成の特徴と狙いなども、今回詳しくおうかがい出来ました。 備前の土(山土と田土)の良さをどうしたら引き出せるのか、室町・桃山時代の古陶を研究し、昭和の魯山人・金重陶陽らに続いてきた作陶家達の創意工夫と美意識が、もっと世間にも広く認知されるべきのように感じました。 こちらが今回のお土産、緋襷の器一対とマグカップです。 ![]() ![]() 陶芸・焼きもの More お土産の備前焼たち・・・・(続く) 岡山市内で1泊し、最終日に向かったのは、備前焼のメッカ・備前市伊部(いんべ)。 JR伊部駅の2階にある展示販売コーナーで、諸窯元の作品を一通り見て回り、気になった窯元を訪れてみることに・・・・。 駅を出て向かった先は、奥本丸味という作家さんの窯元。丸味氏の奥様に応対して頂き、作品を見ながら色々とお話をおうかがい出来ました。 備前焼では、約200人の作家が陶友会という組織の会員になっていて、また会に入っていない作家もそれ以上いるそうで、合わせて400人以上の作家が作陶をしているそうです。 400人以上の作家がやっていけるというのも、備前焼のすごさですね~。 入り口脇に、何かの型のようなものが置いてあり・・・・。うかがってみると、来年の干支・兎ということでした。 作業場の方に案内して頂き、丸味氏のお父上である健一氏にお会い出来ました。こちらが窯焚き前。 何やらリアルで、筋肉質な兎に見え・・・・。 こちらが窯焚き後の完成品です。備前焼らしい色合いで、重厚さと落ち着きを感じました。 ![]() 陶芸・焼きもの More 備前焼の魅力・・・・
毎年恒例の沖縄行、今年は高校総体の影響もあってか、1ヶ月前で飛行機の予約(いっしょにマ〇ル割り)が取れなかったので、
代わりに先月末からの連休を使って、大阪と兵庫、そして岡山へ遊びに行って来ました。 伊丹空港の到着口を出てみると、せんと君がお出迎え・・・・。今回の旅では、あっちこっちで見かけました。 どうもこの顔を見ると、TKOの木下氏を思い出してしまいます・・・・(笑。 伊丹空港を出て、モノレールと阪急線、JRを乗り継いで向かった先は、兵庫丹波と呼ばれる兵庫県篠山市の、「丹波伝統工芸公園 立杭陶の里」です。 最寄のJR相野駅に降り立って、さて荷物をコインロッカーに預けようかと見回すと、そんな感じの駅ではなく・・・・(笑。腹も減ってきて、相方の機嫌も・・・・だったので(笑、駅前に何かあるやろと出てみるも、普通の民家が目に入るのみ・・・・(笑。 通りかかった地元の人に、「立杭陶の里」までの交通の便をうかがってみると、とても歩いていける距離じゃないので、後何十分かしたらバスが来るからそれに乗ればいい、というアドバイスを頂き・・・・。 とりあえず向こうに行けば食事も何とかなるだろう、とバス停に行って時刻表を見ると、1時間に1本も出てない風・・・・。 有田陶器市以来、どうも窯元巡りには脚力が要求されているような気もしましたが(笑、初日なので自重して、おとなしくバスを待つことに・・・・(笑。 4,50分後、バスに揺られて着いた先は、静かな山里でした。周辺の山々も、こういう丸っこい頂がいくつも連なっていて、それだけでのどかな雰囲気を感じさせました・・・・。 山の麓から立ち昇っていた煙は、窯焚きの最中だったのかもしれません。 小山富士夫氏が六古窯の一つに数え上げただけあって、何となく景色にも歴史を感じ・・・・。 入り口料金所の方に、引きずってきた荷物をご好意で預かって頂き(笑、何はさておき夫婦揃ってレストランに飛び込んで、地元素材の釜飯にありつき・・・・(笑。やっと腹も落ち着き、さあてと外に出てみると、蝉が飛んできて看板にとまり、ゆっくりと鳴き始め・・・・。 準備万端はやるところを、まあ、ゆっくり見てきなはれ、と見送られているようで・・・・(笑。 ![]() 旅行・温泉 More 丹波立杭焼とは・・・・ 今回の旅のお土産です(笑。 貞山窯というところの、染付鈴花蕎麦ちょこです。たまたまこの器をネット上で見かけ、一度現物を見てみたいな~と思ったのが、有田陶器市へ行く気になったきっかけの一つでした。 思っていたより小振りでしたが、適当に淡い呉須の鈴花がよかったです。 同じく染付鈴花六寸深皿。こちらは嫁女のお気に入り。 皿の付け絵でも、鈴花はなかなかいい感じです。 結婚した時に嫁女が百均で買ってきた、これと同じようなサイズの皿を未だにず~っと使っておりまして(笑、そろそろどうにかしようということで・・・・。 染付六寸五分深皿。こちらは、十四代中里太郎衛門の常設展示をやっていたお店の、屋外テント下ワゴンの中から、嫁女が文字どおり掘り出してきたものです(笑。 手描きの付け絵の色具合を、かなり念入りに吟味しておりました・・・・(笑。 青白磁六寸平皿。五区楽商店街のお店で見つけたものです。 こちらも、嫁女がコンビニか何かでもらってきた、同じようなサイズの平皿(アニメ柄)をず~っと使っておりまして、そろそろ・・・・と(笑。 貞山窯の六寸平皿2種。こちらは、サイズだけ合わせて柄は各自の好みで・・・・。 向かって左が嫁女の好みで、赤のラインがいいアクセントになっています。 右は、染付唐草のシンプルさが気に入りました。 有田陶器市をひととおり回って感じたのは、五寸や七、八寸皿は数多く見かけるのに、意外なほど六寸皿が少なかったことで・・・・・。 我が家では、メインのおかずを盛り付けたり(ドレッシングが混じるので、生野菜は大体別鉢に盛ります)、トーストを乗せたりするのに、この六寸ぐらいの皿がちょうど使い勝手がよく・・・・。 主流の規格らしい五寸皿や七寸皿は、ちょっと帯に短し襷に長し、かなと・・・・。 百均皿やもらい物のアニメ皿に馴れたこちらの方が、「規格外」なのかもしれませんが・・・・(笑。 ![]() 陶芸・焼きもの 各店を覗きながらブラブラ歩いているうち、呉須(紺色の釉薬)の鮮やかさに目を惹かれ立ち止まったのが、こちらの道雪窯。染付の見事さに感心していると、こちらのご主人が話かけてこられ・・・・。 色々お話をお伺いする中で、発色のムラやほんの小さな瑕疵も許さない、作品に対する厳しさを感じました。 そして手に入れたのが、こちらの染付蛸唐草の蕎麦ちょこです。 呉須で描かれた線が僅かにへこみ、指先にも繊細さが伝わってきます。 ![]() ご主人とお話しているうち、この陶器市には約4kmの通りの両側(往復8km!) に約550軒の出店が並んでいる、ということを知り・・・・(笑。 陶器市のマップを見たところ、有田駅前から出発してこちらのお店が丁度全道程(往復距離)の3分の1程の位置にあたり、 この時点で既にお昼の1時過ぎ、4時間を費やしていました・・・・(笑。 心身共に充実していないと、焼きものと人で溢れるこの陶器市には、到底太刀打出来るものではない、と実感・・・・(笑。 リュックサックを背負ったり、キャスター付きのバッグを引いた人々を多く目にするのも、意味が解ってきました・・・・(笑。 荷物(磁器)の重さがボディブローのように後々効いてきて、集中力や根気を奪い去り、 絶好の出物を見逃しかねないから、この陶器市スタイルになったものかと・・・・(笑。 たまたま耳に入った通りがかりの人の話では、昔はまだまだ出店も人出も多く、離合するのに苦労していた、ということでした・・・・(笑。 ![]() 旅行・温泉 More 侮るべからず、有田陶器市・・・・!(笑
このGW、夫婦で佐賀の有田陶器市に行ってきました。
陶器と較べ、今まであまり磁器には興味がなかったのですが、これといって特に行くアテも無く(笑、 また同じ佐賀県の鳥栖アウトレットに行きたがっている者も若干1名いた為、とりあえずはどんなものか試しに行ってみることに・・・・。 都城を朝の4時に出て、幸い渋滞に巻き込まれることもなく、有田焼卸団地の駐車場に到着したのが8時過ぎでした。 シャトルバスに乗って9時過ぎに有田駅前へ着いた時には、既に結構な人出で・・・・。 一本横筋に入ったところでも、ご覧のような賑わい・・・・。この筋の出店で、うちの嫁女は何故か、志野の抹茶茶碗を手に入れていました(笑。 なんでも、練習用の抹茶茶碗が前から欲しくて安かった(千円)から、ということで・・・・。 面白かったのが、畑違いのお店の店先にも、焼きものが並んでいたことで・・・・。ちなみにこちらは、肉屋さんの店先。 店の人が商いされている所もあれば、陶器市の期間中だけ窯元さんや陶器屋さんにテナントとして貸している所もあるようでした。有田駅前の出店で早速手に入れた、康創窯の染付フリーカップ2種。 向かって左側の渦紋が嫁女用、右側の蛸唐草(たこからくさ)が私用です。 ![]() 今までの経験上「焼きものは一期一会」と思い・・・・。 いい天気の下、磁器の白さが一際輝いてい見えました。 ![]() 旅行・温泉
続きまして、うちの嫁女のお気に入りを。
緋襷の湯呑みと、渋めの色合いの急須です。 ![]() 湯呑みの方は、この器の形と、ツルツルした陶肌の触感が気に入っているようです。 洗う時も、スポンジがひっかからんから実用的~♪ なのだとか・・・・。 それにしても、この 磨き上げられた黒い土団子 が、 窯で焼かれるとこういう色合いに変化するのが、どうにも不思議です(笑。 急須の方も、早速夕べから使わせてもらっていますが、 同じお茶っ葉を使っているのに、夫婦共に味がまろやかに美味しく感じられるのは、 さすがは「水が長持ちする」「酒が美味くなる」と昔から言われてきた備前焼ならではかと・・・・。 持ち手が手のひらに心地良く収まり、また、持ち手と注ぎ口との角度(距離)も、近過ぎず遠過ぎずのいい感じで・・・・。 人差し指で蓋を押さえながらの、横着な片手注ぎもなかなか楽です(笑。 More それぞれの魅力・・・・ < 前のページ次のページ >
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