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連休-1 ~球磨・湯前へ~

連休はどこにいこうか、と夫婦で話した結果、温泉でも入ってゆっくりしようか、ということになり、昨日から1泊2日で出かけてきました。

昼過ぎに都城から高速に乗りえびのICで降りた後、R221でループ橋を通って約1時間半ほどで熊本県人吉市に。
人吉市でR219に入り、一路北東へ車を走らせること約30分、最初の目的地、球磨郡湯前町(ゆのまえちょう)の湯前駅へ。

何故湯前駅に来たのかというと、池内紀著「なぜかいい町 一泊旅行」(光文社新書)という本の中に、くまがわ鉄道のこの駅舎と、その周辺の商店街が魅力的に描かれていて、1度はこの目で見てみたいと思っていたのです。

だいぶ西に傾いた日差しの中、粉引き釉がかかったような木造の駅舎は、非常に懐かしい雰囲気を漂わせていました。
嫁女も、「子供の頃の地元の駅みたい」と懐かしがっておりました。
連休-1 ~球磨・湯前へ~_e0071319_2227777.jpg



連休-1 ~球磨・湯前へ~_e0071319_22413159.jpg駅の中をちょいとのぞくと、
行き先が片方空白の標識が。
くまがわ鉄道の終着駅です。


連休-1 ~球磨・湯前へ~_e0071319_22464617.jpg料金表。
都城から吉都線で吉松に行き、そこで乗り換えて人吉まで出てくれば、鉄道で訪れることも出来ることに初めて気付き・・・・(笑。

次回は、風景を楽しみながら鉄道で来るのも面白いな、と思いました。






連休-1 ~球磨・湯前へ~_e0071319_22575559.jpg駅前から国道沿いの商店街に出ると、純和風の旅館が目に入り・・・・。

出張でビジネスホテルに泊ることは多いのですが、旅館や民宿にはあまり泊ったことが無く。
一度は泊ってみたいと、いう気にさせる雰囲気を漂わせていました。


連休-1 ~球磨・湯前へ~_e0071319_22594146.jpg壁に、林酒造場の「極楽」の看板が。

この湯前町には焼酎蔵が二つあり。
その一つがこの林酒造場です。
年季の入った看板に、地場焼酎の歴史を感じました。


連休-1 ~球磨・湯前へ~_e0071319_232629.jpgよく見ると、旅館の看板にも。

晩飯時、焼酎を注文すると、間違いなく「極楽」が出てきそうです。
常圧「極楽」を飲みながら、宿の主人に湯前のことを訊いてみたいものです。
by syotikure | 2007-02-11 22:55 | | Comments(4)
Commented by 笹 一角 at 2007-02-12 07:45 x
おお、湯前駅ではありませんか!! 感涙ものです!!
6、7年前、きっぷ売り場の窓口から駅務室の中をのぞいたら、きっぷの「整理箪笥」など湯前線廃止時の状態のまま残してあったので感激して、駅員さん(民間委託の、女性の方。きりっとした制服制帽で勤務されていました)に頼んで室内に入れてもらいました。すると、ロッカーに国鉄時代の帽子なども大切に保存されていて、かつて木材の大集散地だった湯前の輸送拠点だった駅の威光を今に伝えているようでした。
駅舎は外側を白塗りにされてはしまいましたが、安易に改築せずに残していってほしい土地の産業遺産だと思っています。
Commented by You at 2007-02-12 12:43 x
最近の消え行く光景のひとつでしょうか?
昔鉄道ファンだった自分には、寂しくも有ります。
確かに、”極楽”の看板たくさんありました。
一昨年ですが、懐かしく思います。

以上
Commented by syotikure at 2007-02-12 14:50
>笹さん、こんにちは。

そういえば昔の国鉄の駅には、行き先別に切符を入れてある「整理箪笥」がありましたね。
行き先を言うと、大抵は不機嫌そうな職員が(笑、ペロっと出して渡してくれたものです。
地元の清武駅も無人化され、今は見ることはなくなりました。
建物の外観も、木造ではありますが今風(と言っても20年ほど前のですが)に建て替えられ白く塗られ、昔日の面影はありません。

この湯前駅は、残すべきものは残してあるように感じました。
Commented by syotikure at 2007-02-12 15:01
>Youさん、こんにちは。

意外に、国鉄(JR)が見放し第3セクターで運営されている路線の方が、昔のものをうまく残して活用しているようにも感じます。
出来るなら、ずっと残して欲しい景観ですね。

焼酎の看板、R219沿いでよく見かけますが、町毎に銘柄がありました。
大手芋焼酎メーカーに席巻された宮崎とは違い、地産地消、「おらが村の焼酎」として息づいているように感じました。
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