内子町の家庭的な宿で一晩ご厄介になり、翌日は朝から町並み散策へ・・・・。
この八日市・護国の町並みは、江戸期~明治にかけて木蝋(もくろう)で栄えた所として知られています。
よ~く見ると、床屋さんでした。
「本日休業」の札がかかっていたので、現役なんでしょうね。
こちらは、パーマ屋さんのようで。
「パーマ屋」で、全国的に通じるのかどうか知りませんが・・・・(笑。
興味を惹かれたのが、こちらの蔀戸(しとみど)。
閉めると、こういう状態になります。
跳ね上げ収納の「ばったり床几(しょうぎ)」も面白いです。
この蔀戸、平安期の建造物や、現在では神社などで使われており、
民俗学者の宮本常一氏は海洋民の住居との関係性を指摘しています。
こちらの店の入り口は、跳ね上げ式の大戸でした。
JR内子駅に近い六日町の、瓦葺入母屋造りの芝居小屋「内子座」。
内子の旦那衆によって、大正5年に築造されたものだそうです。
ちょうど芝居の公演中で中の見学は出来ませんでしたが、中々趣のある建物でした。
大分県臼杵市の仁王座などと同じく、この八日市・護国も生活がある「現役の町」というのがいいですね。
偶々出会ったガイドの方のお話では、商人の倹約精神が結果的にこの町並みを残した、ということでした。
お昼に頂いた、名物の南予風「鯛めし」。
宇和海獲れの新鮮な鯛に生卵が乗っかり、お好みで擂り胡麻とワサビを入れ、タレをかけかき混ぜて食べます・・・・。
お値段的にもお手頃で、なかなか美味しかったです。