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秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~


秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_2163483.jpgこの連休、1泊2日でふらりと旅に・・・・。

まずは、北九州市の門司へ足を伸ばしてみました。
目的は、こちらの 陶房 郷原さん
9月の下旬から穴窯の窯出しが始まったということを知り、そろそろおうかがいしようかと・・・・。

今月の20日以降に今回の新作の案内をされるご予定だったそうですが、仕事前日の遠出はどうも年齢的にキツくなってきていて(笑、ほとんど無理矢理押しかけてしまったような次第で・・・・。
その上2時間も長っ尻してしまい・・・・(笑。
夫婦共々、本当にご迷惑をおかけ致しました・・・・m(__)m

前回 うかがった時には無かった、手作りの看板がお出迎え・・・・。



秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_2171014.jpg庭の片隅にあった花活けらしき器。

後でお聞きしたところでは、焼きが甘かったので・・・・ということでしたが、いい色合いでした。


秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_217445.jpgほとんど押しかけ状態でしたが、郷原さんご夫婦から快く迎え入れて頂きました。
土間のテーブルの上には、水漏れチェック中の器が所狭しと並べられ・・・・。

お茶と手作りのチーズケーキをごちそうになりながら、今回の窯焚きの具合や登り窯にはない穴窯ならではの難しさ、90年代の備前焼ブームとその後、室町・桃山古備前と昭和以降の備前焼の違い、現在の一般世間の好み、また今度小倉南区に出来るらしい本社が都城のホームセンターの話など、話題は多岐に広がり・・・・。
以前から気になっていた、備前焼の酸化・還元焼成の特徴と狙いなども、今回詳しくおうかがい出来ました。


お話をおうかがいしながら、備前の土(山土と田土)の良さをどうしたら引き出せるかと、室町・桃山時代の古陶を研究し、
昭和の金重陶陽や魯山人に続いてきた作陶家達の美意識と創意工夫が、もっと世間に知られるべきのように感じました。






こちらが今回のお土産、緋襷の器一対とマグカップです。
秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_21895.jpg


秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_2184045.jpg嫁女が愛用している湯呑茶碗 と同じ感じの作りで、磨き上げられて滑らかな陶肌にさした赤みが鮮やかです。
見込みの白抜きの周囲には、自然釉が降りかかっていて、これもいいアクセントになっています。

ご飯茶碗としては大ぶり(径12×高6cm)で、丼かサラダボウル、或いは抹茶茶碗としても使えそうです。


秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_219478.jpg穴窯の中では、器に被せた状態で焼かれていたそうで、いい感じに自然釉が降りかかっています。
サイズ的には、ビールカップとしても使えそうです。

なんでも、1,200度以上の直炎にも取っ手がヘタることなく耐え切った、限定のレア物なんだそうで・・・・(笑。
質実剛健といった雰囲気です。


秋の旅―1  ~ 陶房 郷原 ~_e0071319_2193093.jpgこちらは、実家へのお土産。
ついつい包装を開けてしまいました(笑。

今ウチで使っているものより一回り小振りで、桟切りがいい色合いです。



郷原さん、本当に色々とお世話になりました。

by syotikure | 2010-10-11 23:45 | 備前焼 | Comments(2)
Commented by 郷原 at 2010-10-12 23:46 x
きれいな写真で紹介していただきありがとうございます。<(_ _)>
現物よりもいいような・・・。(^_^;)

私たちも、ショチクレさんと嫁女さんの、宮崎弁に和まされ楽しい時間でした。
また、北九州方面に北上の際はぜひお立ち寄り下さい。\(^o^)/
Commented by syotikure at 2010-10-13 00:14
郷原さん

うちの嫁女はどこにいっても宮崎弁オンリーですし、
私も最近東京弁のイントネーションを考え考えしゃべるのがメンド臭くなっていまして・・・・(笑。

今回もあたたかくお迎え頂き有難うございました。
お陰様で色々と勉強になりました。
また寄らせて頂きます。
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