櫁柑山の登り窯 ~ 村山健太郎 ~


次にご紹介するのは、唐津市の鏡山の中腹に登り窯を築かれている、村山健太郎氏の作品。

唐津市内のショップのHPで作品を見て以来、
一度直接窯を訪れ、作品を見てみたいと思っていたのでした。
電話で場所を伺い訪問してみると、櫁柑山の中の小高い所に窯と展示場があり、
そこから眺める唐津湾の景色は、開放的で最高でした。

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1978年生まれの村山氏は、丁度鏡山の反対側(南側)方向に窯の在る川上清美氏に師事し、
昨年独立されて、この地に窯を築かれたばかりだそうです。






e0071319_221431.jpg斑唐津ぐい呑み。

斑釉は、1,300度前後の高温で焼かないと溶けず、時々このぐい呑みのように黄や白の結晶が釉薬中に発生するそうです。

e0071319_22457.jpg見込みにも、黄と白の結晶の他に胎土の鉄分が顕れ、変化が多いです。

e0071319_23178.jpgまさに「たばこの葉」そのものの土見せ(釉薬のかけ残し)。


e0071319_24126.jpg黄唐津ぐい呑み。

今まであまり見たことの無い独特の色合いで、指で弾くと金属音に近い音がし、かなりの高温で焼き締まっている感じがします。

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e0071319_244588.jpg黄瀬戸をそのまま作っても面白みが無いので、鉄分が多く荒い唐津の土で作ってみました、ということでした。


e0071319_251193.jpg絵唐津ぐい呑み。

落ち着いた深い灰色と、鮫肌のように細かい貫入が特徴的です。

e0071319_253180.jpg石はぜと釉薬の変化が面白いです。

e0071319_25592.jpg釉薬の濃淡か、または酸化・還元の加減なのか知りませんが、片身代わりのように褐色が顕れています。


e0071319_262120.jpg皮鯨ぐい呑み。

皮鯨の黒褐色と、白い釉薬の下から見える赤い胎土のコントラストが、一番最初に目に留まり・・・・。

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e0071319_27057.jpg鉄分の多い胎土と、白く固まった釉薬のコントラストが鮮やかです。



四つのぐい呑みとも、微妙に凹んだ胴に指の収まりが良く、なかなかに使いやすそうで、先々どう「育って」いくのか楽しみです。
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by syotikure | 2009-12-02 20:36 | 唐津焼 | Trackback | Comments(0)
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