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都城の風景 その2

都城の隠れた名所、「神々溝(かんがみぞ)」です。
都城市御池町の、R223から北にちょっと入り込んだ所に、この「神々溝」は存在します。

都城の風景 その2_e0071319_21123858.jpg初めて訪れた時には、その大きさに驚きました。「何でこんな所にこんなものが?」という感じで。
まるで、宮崎駿のアニメの中にでも迷い込んだような、そんな光景です。

崖の高さは約10m、長さは約1km、溝の底は深々と落葉や倒木で埋まり、樹齢何百年の巨木が溝の上の両側に鬱蒼と茂っています。
ちなみに、真ん中の白いTシャツ姿が私です(笑。

いわゆる「天孫降臨」伝説で、瓊ケ杵尊が高千穂峰におりたとき、猿田彦命(道路神)が八百万の神々を従えて出迎えるために造った道ともいわれているそうです。

地元の人の話では、左右でピッタリと合いそうな部分が何十箇所もあるので、地震で巨大な岩が真っ二つに割れたんじゃないかという事でした。

夏場には、猪も涼みに来るという、この「神々溝」。
私が行った時にも、猪らしき新しい足跡が、湿った土の上に残っていました。
by syotikure | 2005-09-24 21:15 | 自然 | Comments(4)
Commented by 酎州大分 at 2005-09-24 21:38 x
猿田彦伝説・・・九州各地に伝わる神楽では・・・欠かせぬ存在の神・・・この神話に絡む自然の造形もここまでくれば・・・大変なもんですなぁ・・・神の力・・・確かに感じます・・・。

「神々溝」・・・憶えておかんとイカンですなぁ・・・。
Commented by ショチクレ at 2005-09-24 22:58 x
酎州さん、自然の造形の力というのは凄いですね。
高千穂峰が噴火し、流れ出た溶岩が冷えかけた時に、地震で割れたようです。
その上に、多分何千年の時間をかけて樹々が自生し、谷間に葉を落とし腐葉土化して、このような風景になったのでしょう。

文中にもありますが、真夏でも樹々の葉陰で涼しく、全然観光地化されてないので、野生の獣が涼みにくる、知る人ぞ知るという感じの所です。
Commented by 縄文HAKUDOU at 2005-09-25 07:22 x
神々しいまでの風景ですねえ。高千穂が観光で一歩先を行っていますが素晴らしい風景ですねえ。

こういう聖地は俗化されないほうがいいんですねえ。沖縄では御岳でしょうねえ、kれほどの地は。
Commented by ショチクレ at 2005-09-25 08:03 x
HAKUDOUさん、おはようございます。
一応地元の観光マップや、HPには紹介されているんですが、現地付近には看板も何も無く、藪の中を山に入っていくような感じですので、多分一般的にはほとんど知られてないんじゃないかと思います。

変に観光地化するより、このままの方がいいような気もします。
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